大安栄嗣

寸評 ?

大安栄嗣選手は、大学1年生でありながら注目すべき能力を持つ選手です。彼の成績は特に5000mと10000mの競技において示されています。2024年の日本体育大学長距離競技会5000mでは、タイム15分01秒80で27位、同じく日本体育大学長距離競技会で15分09秒74の成績で31位を獲得しましたが、その中でも東海大学長距離競技会では15分31秒90で26位という結果を残しています。これらの数字から、彼は5000mにおいて一定の実力を持っているものの、さらなる改善の余地もあることが伺えます。

一方で、10000mの競技においては特筆すべき成績を収めています。日本体育大学長距離競技会10000mでは、タイム30分43秒11で5位という素晴らしい結果を達成しました。この成績は彼の潜在能力を示しており、短距離の5000mに比べて長距離における強みが際立っています。大安選手は今後の成長が期待される選手であり、さらなる大会での活躍に注目が集まります。

サマリ

大安栄嗣選手は、高校1年生の時に佐賀県高校新人陸上競技大会に出場し、800mで4位となる一方、別の同大会での800mでは1位の成績を収めるなど、着実に力をつけていきました。また、タイムトライアルin長崎では5000mで12位、熊本県長距離記録会でも20位の成績を残しています。これらの結果から、当時はまだ成長段階にあったことが窺えます。

高校2年生になると、佐賀県陸上競技選手権の5000mで9位に入賞するなど、徐々に上位を狙える選手へと成長しています。しかし、山口ナイター陸上の3000mでは27位となり、同年代の選手との競り合いは依然として厳しい状況でした。

高校3年生の時には、特に注目すべき成績を残しています。佐賀県高校駅伝では1位に輝き、チームの勝利に貢献しました。更に、長崎ナイター記録会の5000mで5位、日本体育大学長距離競技会の5000mでは8位となり、記録も徐々に向上してきました。しかし、全国大会での順位は21位に留まるなど、競争が激化する中でのさらなる成長が求められている状況です。

このような多様な大会での経験を通じて、大安選手は着実に実力を高め、特に駅伝においてはチームを牽引するプレーヤーとしての素質を示しています。今後の活躍が期待される選手です。